久保田ホログラム工房　ホログラフィーの世界

　重クロム酸ゼラチンを使えば、極めて明るいホログラムができますが、感度が低いため作製は大変です。そこで、緑、青成分も感度が高い銀塩乳剤を使って記録したのが下の２点です。これにより比較的簡単にイメージホログラムが記録でき、ホログラム面を中心にその前後に像を再生させることができます。

　　折鶴醤油差し　　

　　　　　　　きっず光科学館ふぉとん
　　　　　　(京都木津町）に常設展示　　　　　　　　　　　　　　

天狗

写真乳剤の収縮を利用して、１色のレーザー光（６３２．８ｎｍ）
だけで記録し、赤、緑、黄の色を表現するホログラム　　　　　

  駒犬 (4"x5")

ロシア製のカラー用銀塩
乳剤を使用したものです。

追憶

デニシュークホログラムです
が、赤成分、緑・青成分とも
銀塩乳剤を使用しました。　
(12.5cm x 20cm)

斜（ぬめり）

ホログラフィックステレオグラムの手法を使い、１色のレーザー光
（６３２．８ｎｍ）だけで記録し、自然の色を再現するカラーホログラム　　　　　　

骨貝

レインボーホログラムは眼を上下方向に移動すると再生像の色が変わります。このレインボーホログラムは、回折格子が多くの回折光を生じることを利用して参照光を多重化し、広い範囲で白色の像が見えるようにしたアクロマチックホログラムです。